技術紹介 TECHNOLOGY
- TOP
- 技術紹介
ファイバーフロー
ファイバーフローとは
ファイバーフロー(鍛流線)とは、金属材料を鍛造した際にみられる繊維状の金属組織の流れのことを言います。顕微鏡でファイバーフローを観察すると、圧延・鍛造方向に金属組織が流れている様子をみる事ができます。
弊社では製品ごとにファイバーフローによる金属組織の観察を行い、組織が適正に流れているかという事を確認しています。
弊社では製品ごとにファイバーフローによる金属組織の観察を行い、組織が適正に流れているかという事を確認しています。
ファイバーフローの影響
下図のオール切削品によって、分断されたファイバーフローに比べ、鍛造品の形状に沿ったファイバーフローのほうが衝撃値、疲労強度が高くなります。
また、鍛造品はファイバーフローが表面輪郭に沿っているので、表面に生じる引張応力に対して強靭となります。
鍛造工程を増やせば、複数の方向から鍛造することもできるため、ファイバーフローを切らずに活かしたまま部材にすることも可能です。不用意に切削しないで、鍛造で寸法成形を行うことにより、状況によっては鍛造品そのままの方が強度のある材料として使うことができます。
また、鍛造品はファイバーフローが表面輪郭に沿っているので、表面に生じる引張応力に対して強靭となります。
鍛造工程を増やせば、複数の方向から鍛造することもできるため、ファイバーフローを切らずに活かしたまま部材にすることも可能です。不用意に切削しないで、鍛造で寸法成形を行うことにより、状況によっては鍛造品そのままの方が強度のある材料として使うことができます。