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前処理
焼鈍(焼きなまし)
焼鈍(焼きなまし)とは、金属を加熱して応力を除去する処理のことです。
金属は力を加えられて変形をすると、応力が溜まり、加工硬化を起こします。素材が硬くなった状態のまま次工程でプレス加工を行うと、その硬さのために変形が難しく、金型に多大なストレスを与えてしまいます。
次工程でのプレス加工と金型への負荷を軽減させるために、前処理工程として焼鈍を行い、金属に溜まった応力を除去します。
金属は力を加えられて変形をすると、応力が溜まり、加工硬化を起こします。素材が硬くなった状態のまま次工程でプレス加工を行うと、その硬さのために変形が難しく、金型に多大なストレスを与えてしまいます。
次工程でのプレス加工と金型への負荷を軽減させるために、前処理工程として焼鈍を行い、金属に溜まった応力を除去します。
設備名 | 台数 | 処理重量 |
---|---|---|
スぺリア式ピット型焼鈍炉 | 1基 | 3t |
ガス焚き台車型焼鈍炉 | 2基 | 10t |
無酸化炉 | 1基 | 5t |
ピット型流気式電気炉 | 2基 | 700kg |
ショットブラスト
表面加工方法の一つで、粒状粒子(ショット玉)を投射することで、前工程の熱処理時に、製品表面に生成されたスケール(酸化皮膜)の除去を行います。
ショットブラスト工程の目的・機能として、以下の4点が挙げられます。
1)焼なまし後のスケール(酸化被膜)落とし
2)潤滑剤(ボンデ)の下地
3)メッキの下地
4)かえり、バリ取り
ショットブラスト工程の目的・機能として、以下の4点が挙げられます。
1)焼なまし後のスケール(酸化被膜)落とし
2)潤滑剤(ボンデ)の下地
3)メッキの下地
4)かえり、バリ取り
ボンデ処理
ボンデ処理とは、プレス加工前に材料にリン酸塩皮膜処理を行い、材料の表面に潤滑皮膜を生成させる処理です。潤滑皮膜には、プレス成形時に材料と成形金型との間に生じる摩擦を軽減し、相互の焼き付きを防ぐ働きがあります。その働きによりプレス加工を容易にし、金型の寿命を長くします。また潤滑皮膜は材料の錆防止の効果もあります。